CMS構築の基本的な流れ
CMS構築を進める際には、まずシステムの目的を明確にすることが重要です。
次に、要件定義を行い、選定したCMSのインストール・設定を行います。
その後、デザインやコンテンツの設置、テストを経て運用を開始します。
CMS構築は初期段階の準備が肝心で、計画的な進行が成功の鍵となります。
CMSのメリットとデメリット
CMS構築には、メリットとデメリットの両方が存在します。
メリットとしては、専門知識がなくても容易にサイトを更新できる点や、開発コストの削減が挙げられます。
一方で、デメリットとしては、CMSの種類によっては自由度が制限される場合や、機能拡張の際にカスタマイズが必要となることがあるため、CMS構築の前にメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。
自社に合ったCMS選びのポイント
CMS構築を成功させるためには、自社のニーズに合ったCMSを選ぶことが不可欠です。
まず、更新頻度やサイトの規模、必要な機能を確認しましょう。
サポート体制やセキュリティ面も重要な選定基準です。自社の業務に適したCMSを選ぶことが、スムーズな運用と効率化に繋がります。
CMSカスタマイズの必要性
CMS構築を行う際、標準機能だけでは不十分な場合があります。
その場合、カスタマイズが必要となります。
例えば、特定の業務に特化した機能を追加したり、デザインを自社のブランディングに合わせて変更したりすることが可能です。
CMSカスタマイズを行うことで、より自社のニーズに合ったシステムを実現することができます。
CMSにワードプレスを選んだ場合
CMSとしてワードプレスを選ぶと、豊富なテーマやプラグインによって柔軟なカスタマイズが可能になります。
特に、小規模から大規模なサイトまで幅広く対応できる点が魅力です。
ワードプレスはSEOに強い構造を持っており、検索エンジンでの上位表示を目指す場合にも有利です。
CMS構築を進める際に、使いやすさと拡張性を重視するなら、ワードプレスは非常に有力な選択肢です。
シイテではWordPressを利用しています
シイテでは、柔軟性と拡張性に優れたWordPressをCMSとして採用しています。
WordPressは世界中で利用されており、シャア率は43%と言われています。
豊富なプラグインやテーマを活用することで、デザイン性や機能性を自由にカスタマイズ可能です。
WordPressのメリット
- カスタマイズ性:デザインや機能を自在に変更できるため、ビジネスに合わせたサイト制作が可能です。
- SEO対策:SEOに有利な構造で、検索エンジンに評価されやすいサイトを構築できます。
- 情報発信が簡単:ブログやニュース更新が直感的にでき、コンテンツ管理が効率的です。
WordPressのデメリット
- メンテナンスが必要:定期的なアップデートやセキュリティ対策を怠ると、リスクが高まります。弊社のお客様にも古いバージョンを使い続けているお客様もいらっしゃいますが、セキュリティリスクを考えてバージョンアップを進めています。
- 速度低下の可能性:プラグインを多用すると、サイト表示速度が遅くなることがあります。
CMS一覧
CMS名 | 特徴 |
---|---|
WordPress | 世界シェアNo.1のCMS。ブログから大規模サイトまで対応可能で、プラグインとテーマが非常に豊富。SEOに強く、カスタマイズ性も高い。定期的なメンテナンスが必要。 |
Wix | コード不要のドラッグ&ドロップ操作で直感的にサイト作成可能。初心者向けでテンプレートが充実。大規模サイトには不向き。月額制でホスティング込み。 |
Squarespace | デザイン性に優れたテンプレートが豊富。写真やビジュアル重視のサイト向け。ブログやEC機能、SEO対策も標準搭載。ホスティング込みの月額制。 |
Shopify | ECサイト特化型CMS。決済、在庫管理、マーケティング機能が充実。多言語・多通貨対応で海外販売にも強い。サポートが手厚い月額制。 |
Movable Type | 商用向けCMSで高いセキュリティと安定性が特徴。静的HTML出力で高速表示。ライセンス費用が必要だが、大企業や官公庁に多く導入されている。 |
Drupal | 大規模・複雑なサイト向けCMS。高度なカスタマイズ性とセキュリティ。多言語サイトや大規模プロジェクトに適しているが学習コストが高い。 |
Joomla! | 中規模から大規模向けCMS。モジュールで柔軟に機能拡張可能。コミュニティサポートが充実しているが、習得には時間がかかる。 |
EC-CUBE | 日本製ECサイト構築CMS。国産サポートとカスタマイズ性が強み。決済や配送機能が充実し、国内ECサイトに適している。オープンソース版とクラウド版がある。 |
Concrete CMS | 直感的な操作性でコンテンツ管理が容易。中小規模向けで、デザインのカスタマイズ性とSEO機能が備わっている。 |
ペライチ | 日本製のシンプルなCMSで、1ページ完結型のランディングページ作成に特化。ドラッグ&ドロップで簡単に操作でき、短時間でページを公開可能。 |
Jimdo | コード不要で初心者向けのCMS。テンプレートが豊富で、AIビルダー機能により手軽にサイトを構築できる。無料プランあり。 |
Ameba Ownd | ブログ感覚でサイト作成が可能。SNSとの連携が強く、個人向けや小規模ビジネス向け。デザインテンプレートが豊富でスマホからの編集も可能。 |
STUDIO | 日本製のノーコードCMSで、デザイン性が高く、自由なレイアウトが可能。デザインから公開までブラウザ上で完結できる。 |