WordPressは無料で使えるCMSとして知られています。
そのため、「WordPressなら安くホームページを作れるのではないか」「無料で会社のホームページを作れるのではないか」と考える方も多いかもしれません。
確かに、WordPress本体は無料で利用できます。
しかし、会社のホームページとして公開し、きちんと運用していく場合は、制作費やサーバー代、ドメイン代、保守管理費などが必要になります。
私たちシイテでも、ホームページ制作ではWordPressを活用することが多くあります。理由は、公開後にお客様側でもお知らせやブログを更新しやすく、長く使いやすいホームページにしやすいからです。
ただし、WordPressは「無料で使える」ことと「費用をかけずに良いホームページが完成する」ことは別です。
この記事では、WordPressの費用相場、制作費の内訳、公開後にかかる維持費や保守費用、見積もりで確認しておきたいポイントについて解説します。
WordPressは無料でも費用がかかる理由
WordPress本体は無料で利用できます。
ただし、会社のホームページとして使うには、WordPressを設置するサーバー、独自ドメイン、SSL設定、デザイン、ページ制作、フォーム設定、保守管理などが必要です。
つまり、無料なのはWordPressのシステム本体であり、ホームページ全体を設計して公開し、運用していく部分には費用がかかります。
WordPress本体とホームページ制作費は別
WordPressは、ホームページを管理するための仕組みです。
WordPressを入れただけでは、会社の魅力が伝わるホームページにはなりません。
実際には、
- サイト全体の構成を考える
- トップページを作る
- 下層ページを作る
- 会社情報やサービス内容を整理する
- 問い合わせフォームを設置する
- スマートフォン表示を確認する
- SEOを意識してページを作る
- 公開後に更新しやすい形に整える
といった作業が必要です。
この部分が、制作会社に依頼したときの費用になります。
サーバー・ドメイン・SSLも必要
WordPressを独自ドメインで公開するには、サーバーとドメインが必要です。
サーバーはホームページのデータを置く場所、ドメインはホームページのURLにあたるものです。
また、現在の企業サイトではSSL対応もほぼ必須です。SSLが設定されていないと、ブラウザ上で警告が出たり、ユーザーに不安を与えたりする可能性があります。
サーバー代やドメイン代は大きな金額ではないことも多いですが、ホームページを公開し続けるためには毎年・毎月かかる費用として考えておく必要があります。
WordPressの費用相場
WordPressの費用は、自作するか、制作会社に依頼するかで大きく変わります。
また、制作会社に依頼する場合でも、ページ数、デザイン、機能、文章作成、写真素材、保守管理の有無によって金額は変わります。
自作する場合の費用
WordPressを自作する場合は、主に以下の費用がかかります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サーバー代 | WordPressを設置するためのレンタルサーバー |
| ドメイン代 | 会社名やサービス名の独自ドメイン |
| 有料テーマ代 | デザインテンプレートを購入する場合 |
| 有料プラグイン代 | 必要な機能を追加する場合 |
| 素材費 | 写真・イラスト・ロゴなど |
自作の場合、初期費用は抑えやすいです。
ただし、設定、デザイン調整、セキュリティ対策、不具合対応、バックアップなどを自社で行う必要があります。
会社のホームページとして使う場合は、費用だけでなく、担当者の作業時間やトラブル時の対応も考えておいた方がよいです。
制作会社に依頼する場合の費用
制作会社にWordPressサイトを依頼する場合は、数十万円以上になることが一般的です。
会社サイトとして必要なページをきちんと作る場合、トップページ、会社概要、サービス紹介、実績、お知らせ、お問い合わせなど、複数のページが必要になります。
また、WordPressで更新しやすい設計にするには、単に見た目を作るだけでなく、管理画面の使いやすさや投稿機能の設計も重要です。
シイテの料金ページでも、WordPress導入・サイト構成・基本設計、トップページ制作、下層ページ制作、投稿タイプページ構築、各種プラグイン導入など、作業内容ごとに費用項目を分けています。
見積もりを見るときは、合計金額だけでなく、どの作業にどれくらいの費用がかかっているかを確認しましょう。
公開後の保守・運用費用
WordPressは、公開して終わりではありません。
公開後も、WordPress本体、テーマ、プラグインの更新、バックアップ、問い合わせフォームの確認、文章修正、画像差し替え、ページ追加などが必要になることがあります。
保守や更新を自社で行う場合は外注費を抑えられますが、操作ミスや不具合が起きたときに対応できる体制が必要です。
外部に依頼する場合は、月額の保守費用がかかります。
WordPressは便利な一方で、利用者が多いためセキュリティ面でも注意が必要です。更新通知を放置したままにすると、不具合やセキュリティリスクにつながる場合があります。
WordPress制作費用の主な内訳
WordPress制作費用は、「一式」と書かれていると分かりにくいことがあります。
ここでは、制作会社へ依頼する場合に費用が発生しやすい項目を整理します。
WordPress導入・サイト構成・基本設計
まず必要になるのが、WordPressの導入とサイト全体の設計です。
ここでは、どのようなページを作るのか、どの情報を掲載するのか、どのように問い合わせにつなげるのかを整理します。
この設計が弱いと、公開後に更新しにくい、問い合わせにつながりにくい、ページを追加しづらいといった問題が出やすくなります。
制作費を抑えたい場合でも、サイト構成や基本設計は丁寧に行うことをおすすめします。
トップページ制作費
トップページは、ホームページ全体の印象を決める重要なページです。
会社の強み、サービス内容、実績、問い合わせ導線などを分かりやすく配置する必要があります。
テンプレートをそのまま使う場合は費用を抑えやすいですが、会社に合わせたデザインや導線を作る場合は、その分費用がかかります。
特に、ホームページから問い合わせを増やしたい場合は、見た目だけでなく、どこを見てもらい、どのページへ進んでもらうかまで考える必要があります。
下層ページ制作費
下層ページとは、トップページ以外のページです。
たとえば、
- 会社概要
- サービス紹介
- 料金
- 制作実績
- 採用情報
- よくある質問
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
などです。
ページ数が増えれば制作費も上がります。
また、単純な文章ページなのか、図表や写真を多く使うページなのか、問い合わせ導線まで作り込むページなのかによっても費用は変わります。
投稿機能・カスタム投稿の構築
WordPressの大きなメリットは、自社で更新しやすいことです。
お知らせ、ブログ、実績紹介、物件情報、イベント情報などを管理画面から追加できるようにすると、公開後の運用がしやすくなります。
ただし、使いやすい投稿機能を作るには設計が必要です。
たとえば、実績紹介であれば、業種、エリア、対応内容、写真、説明文などを整理して登録できるようにしておくと、後から更新しやすくなります。
「公開後に何を更新したいか」を制作前に決めておくと、無駄な追加費用を防ぎやすくなります。
プラグイン導入・機能追加
WordPressには、機能を追加できるプラグインがあります。
問い合わせフォーム、SEO設定、セキュリティ対策、多言語対応、予約機能など、必要に応じて導入できます。
ただし、プラグインは多ければよいわけではありません。
入れすぎると、表示速度が遅くなったり、更新時に不具合が出たり、管理が複雑になったりする場合があります。
必要な機能を見極めて導入することが大切です。
公開作業・動作確認
WordPressサイトは、完成したデータを公開するだけでなく、公開前後の確認も重要です。
確認する項目には、以下のようなものがあります。
- 表示確認
- スマートフォン表示
- 問い合わせフォーム送信
- 自動返信メール
- SSL設定
- リンク切れ
- 画像表示
- WordPress管理画面
- Googleアナリティクス
- Search Console
公開作業や動作確認が見積もりに含まれているかも確認しておきましょう。
WordPressの維持費・保守費用
WordPressサイトは、公開後にも費用がかかります。
ここを見落としてしまうと、「作った後に思ったより費用がかかる」と感じることがあります。
サーバー代・ドメイン代
WordPressを公開し続けるには、サーバー代とドメイン代が必要です。
ドメインの更新を忘れると、ホームページが表示されなくなることがあります。
また、会社のメールアドレスを同じドメインで使っている場合、ドメインやサーバーの管理はメールにも関係します。
制作会社に任せる場合でも、自社で管理する場合でも、契約名義や更新期限は把握しておきましょう。
WordPress本体・テーマ・プラグイン更新
WordPressは定期的に更新されます。
更新には、機能改善だけでなく、セキュリティ対策の意味もあります。
ただし、更新ボタンを押せば必ず安全というわけではありません。
テーマやプラグインとの相性によって、表示崩れやフォーム不具合が起きることもあります。
更新前にバックアップを取り、更新後に表示やフォームを確認することが大切です。
バックアップ
WordPressサイトでは、バックアップが重要です。
誤操作、不具合、サーバートラブル、改ざんなどが起きた場合、バックアップがあれば復旧できる可能性があります。
ただし、バックアップは「取っているつもり」では不十分です。
ファイルとデータベースの両方が保存されているか、どこに保存されているか、復元できる状態かを確認しておく必要があります。
文章修正・画像差し替え・ページ更新
ホームページは公開後も情報が変わります。
会社情報、サービス内容、料金、採用情報、実績、お知らせなどは、定期的に見直す必要があります。
WordPressなら自社で更新できる範囲も多いですが、レイアウトが崩れそうな修正や、固定ページの大きな変更は制作会社に依頼した方が安全な場合もあります。
自社で更新する部分と、外部に依頼する部分を分けておくと運用しやすくなります。
SEOやコラム運用
WordPressは、ブログやコラムを追加しやすいCMSです。
そのため、公開後に記事を増やして、検索からの流入を増やしていく運用とも相性があります。
ただし、何となく記事を書くだけでは成果につながりにくいです。
検索キーワード、読者の悩み、サービスページへの導線を考えて記事を作る必要があります。
制作費だけでなく、公開後にサイトをどう育てるかまで考えておくことが大切です。
WordPressの費用が高くなるケース
WordPressサイトの費用は、内容によって大きく変わります。
ここでは、費用が上がりやすいケースを紹介します。
オリジナルデザインにする場合
既存テーマを使う場合に比べて、オリジナルデザインで制作する場合は費用が上がります。
ただし、会社の強みやサービス内容をしっかり伝えたい場合、テンプレートでは表現しにくいこともあります。
見た目だけでなく、問い合わせ導線や情報設計まで含めて考えると、オリジナルデザインが必要になることもあります。
ページ数が多い場合
ページ数が多いほど、制作費は上がります。
ただし、単にページを減らせばよいわけではありません。
サービス内容を分かりやすく伝えるために必要なページは用意した方がよいです。
費用を抑えたい場合は、最初からすべて作るのではなく、公開時に必要なページと、後から追加するページを分けて考える方法もあります。
機能追加が多い場合
予約機能、会員機能、絞り込み検索、多言語対応、外部システム連携などを追加すると費用は上がります。
プラグインで対応できる場合もありますが、細かい要件がある場合は独自開発が必要になることもあります。
「できるだけ多機能にしたい」と考えるより、実際に必要な機能を整理してから依頼することが大切です。
既存サイトをWordPress化する場合
既存のHTMLサイトをWordPress化する場合も費用がかかります。
見た目を移すだけでなく、URL構造、SEO評価、ページ内容、画像、問い合わせフォーム、スマートフォン表示などを確認する必要があります。
また、WordPress化する目的も重要です。
「自社でお知らせを更新したい」
「コラムを増やしたい」
「実績を追加しやすくしたい」
「古いサイトを管理しやすくしたい」
といった目的を整理しておくと、必要な作業が見えやすくなります。
WordPress費用で失敗しやすいポイント
WordPress制作では、費用だけを見て判断すると失敗しやすいです。
特に、初期費用の安さだけで決めると、公開後に困ることがあります。
初期費用だけで判断してしまう
安く作れることは魅力です。
しかし、更新しにくいサイト、管理画面が分かりにくいサイト、保守が考えられていないサイトになると、後から修正費用がかかることがあります。
会社サイトは、公開後も使い続けるものです。
初期費用だけでなく、更新しやすさ、保守しやすさ、修正しやすさまで考えておきましょう。
保守費用を見落としてしまう
WordPressは公開後の保守が必要です。
更新通知が出ているのに放置している、バックアップがない、問い合わせフォームが正常に動いているか確認していないという状態は不安があります。
保守費用は、単なる追加費用ではありません。
ホームページを安全に使い続けるための費用として考えることが大切です。
自社で更新できる範囲を確認していない
WordPressだからといって、すべてを簡単に更新できるとは限りません。
制作方法によっては、管理画面から変更しにくい部分もあります。
依頼前に、
- どのページを自社で更新できるか
- お知らせやブログは投稿できるか
- 実績紹介を追加できるか
- 画像差し替えはできるか
- 操作説明やマニュアルはあるか
を確認しておきましょう。
見積もりの内訳が分からないまま依頼する
見積もりで「ホームページ制作一式」とだけ書かれていると、何に費用がかかっているのか分かりにくいです。
WordPress導入、デザイン、ページ制作、プラグイン導入、公開作業、保守費用など、項目を分けて確認することをおすすめします。
不明点がある場合は、契約前に質問しておきましょう。
WordPress制作を依頼するときの確認ポイント
WordPress制作を依頼する際は、制作費だけでなく、公開後の運用まで確認しておくことが大切です。
制作後の更新方法を確認する
WordPressのメリットは、公開後に自社で更新しやすいことです。
ただし、更新方法が分からなければ活用できません。
制作後に、どの部分を自社で更新できるのか、操作説明があるのか、担当者が変わっても運用できるのかを確認しておきましょう。
保守・メンテナンスに対応しているか
WordPressは、公開後の管理が重要です。
制作会社を選ぶときは、保守メンテナンスにも対応しているか確認しましょう。
確認したい内容は以下です。
- WordPress更新
- プラグイン更新
- バックアップ
- フォーム確認
- 不具合対応
- 軽微な修正
- 他社制作サイトへの対応
制作して終わりではなく、公開後も相談できる会社の方が安心です。
SEOやコンテンツ運用まで相談できるか
WordPressは、コラムやブログを増やしていく運用に向いています。
そのため、SEOやコンテンツ運用まで相談できる会社であれば、公開後にサイトを育てやすくなります。
ホームページは作って終わりではありません。
公開後に記事を追加し、情報を更新し、問い合わせ導線を改善していくことで、少しずつ成果につながりやすくなります。
シイテにWordPress制作・保守を相談する場合
シイテでは、WordPressを活用したホームページ制作、既存サイトのWordPress化、公開後の保守メンテナンスや更新作業についてご相談いただけます。
WordPressは、お客様側でも更新しやすい便利なCMSです。
ただし、会社サイトとしてきちんと運用するには、制作時の設計と公開後の保守が大切です。
WordPress制作から運用まで相談可能
シイテでは、会社サイトやサービスサイトなど、目的に合わせたWordPress制作をご相談いただけます。
「自社でお知らせを更新したい」
「ブログやコラムを増やしたい」
「実績紹介を追加しやすくしたい」
「公開後も修正しやすいサイトにしたい」
このようなご要望がある場合、WordPressは相性のよい選択肢です。
既存サイトのWordPress化にも対応
すでにホームページがある場合でも、WordPress化を検討することがあります。
古いHTMLサイトを更新しやすくしたい、ブログ機能を追加したい、実績やお知らせを自社で管理したいという場合です。
ただし、既存サイトをWordPress化する際は、現在のページ構成やURL、検索評価、コンテンツ内容を確認する必要があります。
単にWordPressへ移すのではなく、今後の運用を考えた形にすることが大切です。
保守メンテナンス・更新代行にも対応
WordPressは公開後の保守も重要です。
シイテでは、WordPress更新、プラグイン管理、セキュリティ対策、更新運営のサポートなど、保守メンテナンスについてもご相談いただけます。
「WordPressの更新通知が出ているが、自分で押すのが怖い」
「バックアップが取れているか分からない」
「問い合わせフォームが正常に動いているか確認したい」
「制作会社と連絡が取りにくくなった」
「軽微な修正や更新もまとめて相談したい」
このような場合は、保守管理も含めてご相談ください。
まとめ
WordPress本体は無料で使えます。
しかし、会社のホームページとして公開し、きちんと運用するには、制作費、サーバー代、ドメイン代、SSL設定、保守費、更新作業費などがかかります。
自作すれば初期費用は抑えやすいですが、設定や不具合対応、セキュリティ管理まで自社で行う必要があります。
制作会社に依頼する場合は、ページ数、デザイン、機能、投稿機能、プラグイン、公開作業、保守内容によって費用が変わります。
大切なのは、初期費用だけで判断しないことです。
WordPressは公開後に育てていくホームページと相性がよい反面、保守管理も必要です。
制作費だけでなく、公開後の更新しやすさ、保守体制、修正対応、SEOやコラム運用まで含めて考えることで、長く使いやすいホームページにしやすくなります。
WordPress制作や費用感で迷っている場合は、まずは現在の目的や必要なページ、公開後に自社で更新したい内容を整理してみてください。
シイテでは、WordPress制作から保守メンテナンス、更新作業までご相談いただけます。